今回はファーストインプレッションです。

内容物

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本体、ミニミニケーブル、USBケーブル、シリコンバンド、滑り止め、説明書、そしてTrasamの名刺(?)です。

外見レビュー
HA2 Proは金属筐体ですので高級感があります。かといって重いわけではなく、軽いです。薄さも12mmなので、持ち運びがしやすいポタアンと言えるでしょう。

では外見を見ていきましょう。

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正面です。
ドットが等間隔に刻まれたデザインが特徴的で、スタイリッシュな印象です。

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裏側です。
このポタアンは表も裏も同じ模様なので、好きな向きで重ねることができます。

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上部です。
入出力端子、ゲインスイッチ、ボリュームノブがあります。
ノブは重く、ボリュームガードもあるので勝手にボリュームが変わってしまう心配はありません。イヤホンジャック側にもガードがあるので太いプラグは挿せない可能性があります。

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下部です。
こちらには電源スイッチと充電用のUSB端子があります。
充電の状態はLEDで確認することができます。
 
AK70と組み合わせてみた
実はここにHA2を購入した最大の理由があります。

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AK70と組み合わせてみると、なんとサイズがピッタリではありませんか。

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薄さもほぼ同じで、握ってみても厚くなったAK70を持っているような感覚です。
サイズならMojoやALO Rx、CV5よりも遥かにこっちの方が良い組み合わせだと思います笑

音質ファーストインプレッション
HA2は販売サイトを見るにディスクリートアンプとのことですが、オペアンプ使用で基盤面積も少ないので、ディスクリートは嘘か一部なのだと思います…笑

前回書いた通り、最初からオペアンプを交換してもらっているので、私は元々の音を知りません。そこはご了承ください。
ちなみに元々のオペアンプは前段がOPA627AU、後段がOPA1688×2です。
そして私の小倉さんカスタムは前後段共にOPA1622となります。
視聴に使用したミニミニはVelaです。 

一聴して感じたのは低音と高音の音圧の向上。迫力が直挿しとは全然違います。
ボーカルは若干近くなり、生々しさが増しています。
解像度も高くなり、直挿しでは聴こえなかった音も聴こえ「えっ、ここってこんなに音が多かったの」と気付くこともありました。
言うまでもなくAK70と相性が良いです。小倉さんが選んでくれたOPA1622がいい感じなのでしょう。

出力があまりにも高いが故に、AK70でラインアウト出力だと音が大きすぎてボリュームノブが全然回せませんでした。ですのでAK70側のボリュームを70/150で運用しています。はっきり言って、この小さいポタアンからここまで大きな音が出るとは思いませんでした。

しかし弱点もあります。

1つはポップノイズが大きいこと。電源を入れたり切るときやゲインを切り替えるとき、そしてイヤホンを抜き挿しするときに「ブツッッ!!」とイヤホンが壊れるんじゃないかと思うほどの大きなノイズが流れます。耳にも悪いので、感度の高いイヤホンは諦めて直挿しにするなど対策が必要でしょうね…笑 
小倉さん曰くOPA1622は特にポップノイズが大きいとのことなので、オペアンプを違うものに交換すれば話は違うのかもしれません。

もう1つは電波干渉がかなりあること。これは筐体が全て金属だからだと思います。
スマホなど電波を出すものは大きく離す必要があります。

総評
10000円ちょっととは思えないクオリティで驚きました。
弱点は結構痛いですが、それでも満足するに値するポタアンだと思います。

今度は私が所持している3本のミニミニ比較をHA2とAK70を用いて行いたいと思います。
HA2の最終レビューはもっともっと聴き込んでから。


それでは。